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教室紹介

教養学部学際科学科 地理・空間コースの紹介

(本ページは管理の都合上,人文地理学教室のホームページ内に設けられております.)

教養学部学際科学科地理空間コースには,人文地理学(荒井良雄教授(都市・情報地理学),松原宏教授鎌倉夏来助教(経済地理学),永田淳嗣准教授(農業・農山村地理学),梶田真准教授(行財政地理学))および,建築学(加藤道夫教授(建築図研究,ル・コルビュジエ研究),横山ゆりか教授(建築計画学,環境心理学))を専門とする7名のスタッフがおり,現代経済社会の多様な研究課題に取り組んでいます.

進学後はまず,実習を通じて地域を調べるための技法を体得します.最近はGIS(地理情報システム)を使い,各種の情報を可視化して分析する作業にも力を入れています.地理・空間コースのカリキュラムの目玉はフィールドワーク(「地理・空間フィールドワークI・II」)で,農家や工場でのヒアリング,宿舎でのミーティング,報告書の作成などを通じて苦楽をともにした経験は,後々まで貴重な糧となることでしょう(→「地理・空間フィールドワークI・II」の実習風景).駒場キャンパスの2号館2階にはコース生用の機器室,図書室,地図室,統計室などが集積しています.少人数の授業・実習の多くもこのフロアで開かれており,これらを効果的に活用した,密度の濃い学生生活を送ることになります.

地理・空間コースのカリキュラム

カリキュラム構成は,「地理・空間基礎論I・II」を基礎として,コンピュータ処理を含めた技術を修得し(地理情報分析基礎I・II),一方では社会経済地理学(I・II),地域デザイン(都市/農村/国土)をはじめ,系統地理学の方法による地理的諸事象の分析を行い,他方では地域の構造的特性を鮮明にする地誌学の方法により,世界各地の地域研究にも参加し得る能力を養えるように配慮されています.フィールドワークが必修科目となっているのも,既存の理論を適用して現実を解釈するのみならず,その理論を地域の実態に即して批判し,新たな理論の構築を目指そうとするコースの志向性を示しています.さらに,教養学部後期課程の一員として関連した人文科学,社会科学や外国語の履修も重視されています.

カリキュラムの特徴として,以下の3点が挙げられます.

  • 第1に,地理情報分析基礎I・IIの実習2科目が,2年Aセメスター,3年Sセメスターと段階的に配置され,地理的情報や空間的分布の分析手法を系統的・効果的に修得できるようになっています.より高度な分析手法について学びたい人向けには,3年Aセメスターに選択科目として応用地理情報分析も設けられています.これらの実習を通じて,卒業論文を作成するための基礎力を身につけるとともに,実社会で役に立つ技能を体得することができます(→地理情報分析基礎IIの実習風景).
  • 第2に,地理・空間調査設計I・II(2年Aセメスター,3年Sセメスター),地理空間演習(3年Aセメスター),学際科学特別演習(4年(通年))など,少人数による演習形式の授業を多く設定することで,プレゼンテーションや議論の仕方を身につけ,フィールドワークの報告や卒業論文に活かしています.また,教員やTAによる丁寧なレポート指導を受けながら,第三者に的確に内容を伝えることができる文章作成スキルの習得も図っています.
  • 第3に,自らテーマを探し出し,文献の渉猟,統計資料の分析,ヒアリング調査などを積み重ね,充実した内容の卒業論文を書き上げることを重視しています.卒業論文の作成過程では,1〜2ヶ月に一度,スタッフ・卒論生全員による卒論ゼミが行われ,多面的なコメントを受けながら,論文を完成させていくことになります.

 

地理・空間コースの学生の進路

コース創設から4年しかたっておらず,地理・空間コースを卒業した学生はまだ11名(1〜2期生)ですが,うち,7名(64%)が就職,4名(36%)が大学院に進学しています.就職先は,非常に多岐にわたっており,公務員,大学職員,ゼネコン,デベロッパー,コンサルタント,金融機関,教育関係などに就職しています.