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方法基礎(データ分析)
玉川上水巡検 2011
2012年12月3日には,方法基礎(金曜4限・荒井担当)で毎年恒例の玉川上水を辿る野外実習を行いました.
本年は,当日参加学生36名(2名欠席),引率者5名(教員・TA・案内人)にて実施されました.
前日の授業で武蔵野の地形について学んだことを思い出しつつ,
引率者に積極的に質問する姿も見られ,有意義な巡検となったことと思います.
玉川上水駅に10:00に集合です(左).今年は雨降りでカッパ姿も見られました.
全員で荒井先生の説明を聞いた後,1班7~8人で構成される5グループに分かれて出発します(右).
玉川上水脇に設けられた緑道を下流へとひたすら歩いてゆきます.
雨天のため水溜まりも多く,例年にも増して大変な道のりでしたが,
その様な中でも,黙々と歩いてゆく学生さんの姿が印象的でした.
柵の間から,水の流れや処理の様子を観察します(左).
処理工程の一つ,落ち葉などのゴミを取り除く過程です(右).
この先,延々と辿ってゆく”玉川上水”について学びました.
巡検では概ね”玉川上水”を見下ろす形で歩いてゆきますが,この地点では水面と同じ目線になれます(右).
下水を処理した水が流れ出すポイントを観察しますが,飛沫が立っていますね(左).
上水についてだけでなく,下水処理技術の素晴らしさを感じ取っていただけたでしょうか?
施設前で,説明を聞きながら,煙突や処理状況を知らせる電光掲示板を見ます.
皆さん,雨にも係わらず,メモをとったり写真を撮ったりしています.
特徴的な短冊状の土地,そして宅地と残された農地のコントラストを観察します(左).
近年,土地区画整備によって整えられた真っ直ぐで広い道路も印象的ですね.
都市の貴重な緑地・農地として指定される生産緑地ですが,野菜などが植えられている他,
<>栗や梅などの果樹林もあり,時には野性的な景観も見られます(右).
昨年まではなかったクレープ屋さんに・・・案内人の皆様です.
マンション脇を流れる側溝・・・ではなくコンクリート製の小川は,実は第1級河川です(左).
非常に短くも欄干があり,「水はけ橋」の命名から氾濫時の小川の影響が想像されます.
道路を挟んだ向かい側には川の面影さえなく,アスファルトの道路が続いていますが,
この橋より東では千川は暗渠となって流れています(右).
毎年,さり気なさ過ぎるために通過してしまうグループが多発です.
毎年,正門前にて全員で集合写真を記念撮影しています(大きい画像はこちらより).
日も照ってきて,瑞々しい午後になりました.
またしても柵越しに浄水施設を覗き見します.
今では貴重な緩式濾過施設は,急な土手を上る価値有りでしょうか.
例の石の路傍にて.
関東大震災後,高所得者が西部に移住してきた経緯について説明を受けました.
ハンドレベルを使って傾斜を測定しますが,3~4人で1組となって協力しないとスムーズには進みません(左).
引率者も一緒について計測の仕方を説明しています(右).
明るい内でないと実習が行えないため,それまでの行程を足早に進めてきました.
この作業結果によって,本日ひたすらに辿ってきた玉川上水の構造の意味を実感しましたね.
最終ポイントに辿り着く頃には真っ暗になってしまいました.
参加者の皆様,本日はお疲れ様でした.
荒井先生の班には澤岡さん,山田さんが一緒に歩きました.来年は良き案内人になってください.
TA秋元班.三田班に付いていた佐竹さんも映っていますね,引率・カメラマン有難うございました.
案内人の皆様も,一日お疲れ様でした.
参加4年目ベテラン植村班.
しっかり者の三田班.
博識の山本班.
2012年02月10日作成:写真は引率者提供により秋元・澤岡が選定し,本ページの構成・文責は秋元にあります.