トップ/教員/

教員

田中雅大

所属 総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系
職名 助教
学位 博士(地理学)
専門分野 社会地理学、地図学、地理情報科学
所属学会 日本地理学会、人文地理学会、日本地図学会、地理情報システム学会

 

研究紹介

(1)障害の地理学
身体的損傷を抱える人々の日常生活を可能/不可能にする(enabling/disabling)空間や場所がいかにして社会的に生み出されているかについて検討している。

(2)批判地図学/GIS
地図や地理情報システム(GIS)をめぐる社会的・倫理的問題について検討している。特に、地図で物事を空間的に見えるようにすること(地図による可視化)の社会的・倫理的含意に関する理論的・経験的研究に取り組んでいる。

(3)人文地理学の方法論
地理学的知とは何か、地理学的に知る・考えるとはいかなることか、それを具体的に実行するにはどのような手続きが必要か、といったことについて検討している。現在は特に質的調査法と視覚的資料に注目し、人文地理学における「書く/描くこと」と「視覚性」の含意について理論的に考えている。

主な業績

<著書(分担)>

  • 田中雅大 2023. 障害と地域. 公益社団法人日本地理学会編『地理学事典』338-339. 丸善出版.
  • Tanaka, M. 2022. How have tactile maps for the visually impaired been situated in Japan?: From the analysis of newspaper articles. In Ubiquitous mapping: Perspectives from Japan, eds. Y. Wakabayashi and T. Morita, 143-154. Singapore: Springer.
  • 田中雅大 2021. 言葉の道案内. 日本地図学会監修・森田 喬編集代表『地図の事典』346-347. 朝倉書店.
  • 田中雅大 2017. ボランタリー組織による地図作製活動を通じた視覚障害者の外出支援. 若林芳樹・今井 修・瀬戸寿一・西村雄一郎編著『参加型GISの理論と応用―みんなで作り・使う地理空間情報―』133-137. 古今書院.

<論文(査読付き)>

<紀要等>

<翻訳>

  • アグニエスツカ・レスツィンスキ著, 田中雅大訳 2023. 地理情報科学を再物質化する. 理論地理学ノート23: 67-73.(Leszczynski, A. 2009. Rematerializing geographical information science. Environment and Planning D: Society and Space 27(4): 609-615.)
  • ジェレミー・クランプトン著, 田中雅大訳 2023. 存在論的であるということ―「ポスト構造主義とGIS:そこに『断絶』はあるのか」への応答―. 理論地理学ノート23: 61-66.(Crampton, J. W. 2009. Being ontological: Response to “Poststructuralism and GIS is there a ‘disconnect’?” Environment and Planning D: Society and Space 27(4): 603-608.)
  • アグニエスツカ・レスツィンスキ著, 田中雅大訳 2023. ポスト構造主義とGIS―そこに「断絶」はあるのか―. 理論地理学ノート23: 41-60.(Leszczynski, A. 2009. Poststructuralism and GIS: Is there a ‘disconnect’? Environment and Planning D: Society and Space 27(4): 581-602.)
  • カロライナ・ドーティ, レスリー・ミュレイ著, 田中雅大訳 2022. モビリティの言説―制度・日常生活・身体化―. 空間・社会・地理思想25: 135-151.(Doughty, K. and Murray, L. 2016. Discourses of mobility: Instituyions, everyday lives and embodiment. Mobilities 11(2): 303-322.)
  • エドワード・ホール, ロバート・ウィルトン著, 田中雅大訳 2020. 障害の関係論的地理学に向けて. 空間・社会・地理思想23: 149-164.(Hall, E. and Wilton, R. 2017. Towards a relational geography of disability. Progress in Human Geography 41(6): 727-744.)
  • ブライアン・ハーリー著, 田中雅大訳 2020. 地図を脱構築する. 空間・社会・地理思想23: 123-148.(Harley, J. B. 1989. Deconstructing the map. Cartographica 26(1): 1-20.)

<学会発表>

  • 田中雅大 2023. 『地理学評論』の人文地理学論文における地図の使用状況. 2023年日本地理学会秋季学術大会(関西大学, 吹田市)
  • 田中雅大 2022. コミュニケーションとコンピュテーション―英語圏人文地理学におけるデジタル地理学の展開―. 2022年日本地理学会秋季学術大会, 都市の社会・文化研究グループ(香川大学, 高松市)
  • 田中雅大 2019. デジタルなものに関する地理学的議論の動向. 2019年日本地理学会秋季学術大会(新潟大学, 新潟市)
  • Tanaka, M. 2019. Exploring the social position of tactile maps in Japan. 29th International Cartographic Conference (National Museum of Emerging Science and Innovation, Tokyo)
  • 田中雅大 2018. 触地図の社会的位置づけに関する批判地図学的考察. 2018年日本地理学会秋季学術大会(和歌山大学, 和歌山市)
  • Tanaka, M. 2018b. Analysis on how tactile maps became embedded into the assistive technology framework of Japan. 2018 International Geographical Union Regional Conference (Quebec City Convention Centre, Quebec)
  • 田中雅大 2018. 障害と技術の関係をめぐる地理学的諸問題. 2018年日本地理学会春季学術大会(東京学芸大学, 小金井市)
  • 田中雅大 2017. 日本における触地図の社会的位置付け. 2017年日本地理学会秋季学術大会(三重大学, 津市)
  • Tanaka, M. 2017. Characteristics of verbal maps for visually impaired people on the website in Japan. The 28th International Cartographic Conference (Marriott Wardman Park Hotel, Washington D.C.)
  • 田中雅大 2017. 英語圏における批判地図学の成立過程と研究動向. 2017年グレコ会(首都大学東京秋葉原サテライトキャンパス, 千代田区)
  • 田中雅大 2017. 東京都北区における参加型GISによる視覚障害者誘導用ブロックの地理情報データベース構築. 2017年日本地理学会春季学術大会(筑波大学, つくば市)
  • 田中雅大 2016. 視覚障害者向け地理空間情報の伝達手段として地図が持つ可能性・課題. 日本地図学会平成28年度定期大会(就実大学・就実短期大学, 岡山市)
  • Tanaka, M. 2016b. Diffusion of verbal maps for people with visual impairments by volunteer group in Japan. The 33rd International Geographical Congress (China National Convention Center, Beijing)
  • 田中雅大 2016. 視覚障害者の外出における物理的バリアの実態.2016年日本地理学会春季学術大会(早稲田大学, 新宿区)
  • 田中雅大 2015. バリアフリー重点整備地区の設定方法とその妥当性の検討―東京都北区を事例に―.2015年人文地理学会大会(大阪大学, 豊中市)
  • 田中雅大 2015. 参加型GIS研究におけるエンパワメント概念の整理―生態学的視点からの展望―. 2015年日本地理学会秋季学術大会, GISと社会研究グループ(愛媛大学, 松山市)
  • Tanaka, M. 2015a. Making alternative maps by visually impaired people as volunteered geographic information. The 27th International Cartographic Conference (SulAmérica Convention Center, Rio de Janeiro)
  • 田中雅大 2014. ボランタリーな地理情報による「可能にする空間」の創出. 2014年日本地理学会秋季学術大会(富山大学, 富山市)
  • 田中雅大 2014. ボランタリーな地理空間情報としての視覚障害者向け地図の協同作成. 経済地理学会関東支部例会(明治大学, 千代田区)
  • Tanaka, M. 2013. A collaborative effort to verbal guidance for visually impaired people as volunteered geographic information. 2013 IGU Kyoto Regional Conference (Kyoto International Conference Center, Kyoto)
  • 田中雅大 2013. ボランタリーな地理情報としての視覚障害者向け道案内文の協同作成. 2013年日本地理学会春季学術大会(立正大学, 熊谷市)
  • 田中雅大 2012. 日常的移動行動との関連でみた都市空間における認知距離の質的側面―金沢市の大学生の事例―. 2012年日本地理学会秋季学術大会(神戸大学, 神戸市)
  • 田中雅大 2011. 認知地図分析におけるアフィン変換の応用―滋賀県高校生の認知地図を事例として―. 日本地球惑星科学連合2011年大会(幕張メッセ, 千葉市)

<受賞>

  • 2016年度日本地理学会賞(優秀論文部門)受賞